オタ卒した方がいい。人生は短いから。
私は、かつて乃木坂46を初めとしたアイドルのオタクだった。
そして、オタ卒はするべきだと思っている。
オタ卒したい人に読んでもらいたい。
今、絶対的に価値のあることが5年後にも価値があるとは限らない。
5年10年20年経っても価値の薄れない物事にお金を使うことが自己投資なのではないか。
乃木坂46を見た時にそんなことを思った。
乃木坂46は、今でこそ最も人気のあるアイドルグループの一つだが、デビューした時は目も当てられないくらいダサかった。
2011年に当時全盛期だったAKB48の公式ライバルとして、誕生した。AKB48の代表曲『会いたかった』のマイナーチェンジver.『会いたかったかもしれない』を歌っていたり
デビュー曲は『ぐるぐるカーテン』。
当時中学3年生の頃の私は凄くバカにしていた。「何こいつらだっさwぐるぐるカーテンってw」
しかし、乃木坂が結成されて1年半ほど経ち、4thシングル『制服のマネキン』、5thシングル『君の名は希望』が発売された辺りから、徐々に乃木坂の方向性が定まってきたように思う。
清楚で綺麗なルックス、比較的大人しいメンバー、おしとやかなグループの雰囲気。そういったグループの色と楽曲とか上手くハマったのがこのシングル2曲だと思っている。
https://youtu.be/98wrTHidYGU
https://youtu.be/augiVRjpWcI
この時期から、今現在にも通ずる「乃木坂らしさ」が確率されて、ファンが増えて売上が伸びていった。正直、この時期の乃木坂46は物語として、とても面白い。人気こそは無いものの圧倒的な存在感を魅せるセンターの生駒里奈。その両隣にいる生田絵梨花と星野みなみという若手。二列目には、白石麻衣、橋本奈々未、松村沙友理の御三家。後の大エース西野七瀬。この層の厚さこそが乃木坂46という感じがしていた。そして、繰り返すセンター交代。アンダーライブの始動。ドラマの連続でとにかくエモい。
普通に面白いので書籍でぜひ。
- 作者: 乃木坂46,篠本 634
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/12/18
- メディア: 単行本
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そんな乃木坂にどハマりしていた高校・大学時代に、買ったタオルは宝物だった。「いつか乃木坂への興味が失せてもこのタオルを見て懐かしむことができるだろう」と思っていた。絶対的な価値があると思っていたのだ。
しかし、それから約5年経ったがタオルは実家に置いてきているし、タオルが目に入っても「こんなこともあったな」くらいにしか思わない。
だから、思ったのだ。果たして、5年後に価値が薄れてしまうことにお金を使うことは自分にとって良いことなのだろうか?
確かに、乃木坂のライブや握手会に行き、他のオタク達と笑いあった思い出は薄れないし、今思い出しても充実感に浸れる。
しかし、その経験が今の僕に何らかのプラスの影響を与えているかと言われれば、そうではない。
そもそも、自分は「生存し繁殖する」ために生きているのだ。これは生物の至上命題だが、このことを忘れていた。アイドルとの握手がどう生存と繁殖を有利に進めるのだろうか。少しばかり癒されるくらいだろう。そんな時間は勉強に費やし、少しでも将来お金を稼げるように備えるべきだ。使ったお金も、少しでも身体を健康に保てるように使うべきだ。
お金を稼ぐ能力や健康は福利で効いてくる。一生モノだ。対して、誘惑に負けてその時にしたいことをしていては腑抜けたおっさんになってしまう。ろくにお金も無くぶよぶよなおっさん。子供はおろかパートナーすらもできず、家と職場を行き来する人間にはなりたくない。
そうと分かれば、もうオタクなんかしている暇はない。もちろん趣味の時間は大切だ。ただ適切な時間を割けるように自制したい。
お金を稼ぐ能力さえ見につければ、趣味なんていくらでも謳歌できる。趣味にどっぷり浸かるのは今じゃない。
アイドルとの握手より、一般人と心を通わせた方が満たされる。元々人間はそういう風に出来てるんだ。
金を払って可愛い子と話してどうする。確かに自分が肯定された気分になる。しかし、それを続けても何の意味もない。5年後には記憶の片隅に追いやられる。
そうではなく、自分のルックス、コミュニケーション能力、財力というステータスに磨きをかけて自らの力で素人の女性と繋がるんだ。
立ち上がるんだオタク達!!