Idol is dead ネル・ネールを弔う
２０１９年１月１日
１人のアイドルが姿を消した。
BiSのメンバーであるネル・ネールだ。
ネル・ネールにつきまして
いつもBiSを応援いただき、ありがとうございます。
ネル・ネールに関しましてご報告いたします。
かねてより相談を受けておりましたが、
精神的にも肉体的にも疲労が重なっており、
BiSの活動を続けていくことが困難だと判断いたしましたので、
本日をもって、BiSを脱退するはこびとなりました。
本年１月３日のライブ「WACKなりの甲子園」よりBiSは9人体制にてライブをさせていただきます。
研究員の皆様には、突然の発表になりましたことを心よりお詫びいたします。
今後とも、 BiSへの応援のほど、何卒、宜しくお願い申し上げます。
彼女の脱退による日本アイドル業界へのマイナスダメージは計り知れない。それくらいの逸材だった。
私がアイドルを好きになって４年経つ。かれこれ何百人のアイドルを見てきた。
その中でもネル・ネールは圧倒的に魅力的な人物だったと思う。
平手友梨奈と唯一、肩を並べられる人物だと思っていた。
youtu.be
脱退してしまった今ではTwitterも消えてしまっている。
ライブ映像もほとんどない。
狂気じみた歌い方に天才的なアレンジ。荒削りでもソウルフルだった。
脱退してからやっと気持ちに整理がついた。しかし、結局はその魅力を言語化できないでいる。
彼女はいったい何だったのだろうか。
BiSというアイドルグループに総選挙に似た順位付けを課した。競争原理を導入し、活性化を図った。
結果として、それを受け入れられないメンバーが辞めていった。
独裁者に意義を唱えた人が虐殺されたようだ。
民主主義制度が働かない所には、全体最適はもたらされないのか。
ネル・ネールが持続的に成長を続けていける環境とはいったいどんなものだったのか。
脱退を通して考えさせられたことはたくさんある。
ただ、ネル・ネールがアイドルを続けたその先が見てみたかった。
