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不動産業の新入社員。雑記ではありますが、読者に新しい知見をもたらすことを目的としています。

【内定獲得】内定を獲得するためにした3つのこと

大学生の大半は就職活動をすると思う。
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日本では新卒を一括採用し、新入社員を研修でじっくりと育てていく文化だ。そして、就職活動が大学生の学業の妨げにならないよう、経団連が就職活動を始めて良い時期というものを定めている(まあ、これは形骸化している)。


だから、時期になったら大学生はリクルートスーツを着て職を探しに街へ解き放たれる。リクナビやマイナビと言った様々な出会い系サイトに登録し、アポを取って口説き出す。一斉に。これが就活である。



今回は、私がこの就活戦線を早期離脱するのに役立ったノウハウを提供する。



本題に入る前にあなたの疑問にお答えしよう。


きっと「お前だれだよ。」「見ず知らずの奴の話なんて聴けるか。」と思っただろう。



私は2019年度入社予定の就活生だった。春からある不動産会社に勤める。だから、2018年に就職活動を行った。就活解禁は2018年3月1日。だいたいの大学生は3年生の3月から就職活動を開始し、4年生の春夏は人事と共に過ごすことになる。


しかし、私は大学3年生の3月1日には、第1志望の企業から内定を頂き、就職活動を終了していた。よって、大学やら幕張メッセなんかで開催される合同説明会にも参加していない。ほら、私って就活勝者でしょ?


自分語りがウザイと思われるかもしれない。


では計量的にアピールしよう。


就職活動での勝利は一概に決められない。大手がいいかベンチャーがいいかどの業界職種がいいのか、これは全て人による。


そこで、今回は就職活動の勝利を「行きたい会社の内定をなるべく早く獲得すること」としよう。就職はできるだけ早く終わらせて、限りある学生生活は自分のしたいことをする方がいい。


私たち2019年入社就活組の2018年3月末時点での内定率は約9%。この中で第一志望の内定を持っている人は半分もいないであろう。


よって、私は就活生の中で就活においては上位3%に含まれる人間である。



どうだろう?
これで、私が説明する就活のノウハウに興味を持ってもらえただろうか?


まあ、私はキャリアコンサルタントなどではない。ただ一度就活を経験しただけの身だ。参考程度に読み進めて欲しい。






では、本題へ。
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私が就職活動で気を付けたことはコミュニケーションの取り方だ。


むしろ、コミュニケーションの取り方を意識するだけで上手くいった。よく「就活はコミュ力ゲー。」と揶揄する人がいる。どうやらこれはある程度事実らしい。




出身大学やガクチカなどの「経歴」で就活の成功は決まらない。考えみて欲しい。就活で私たち就活生がすることは、採用の決定権を持つ人事に「この学生は凄いぞ!採用したい!」と思わせることだ。「経歴」はあくまで人事を説得するための材料でしかない。重要なのは、それをどう伝えるか。自分の持っているカードをどう切って相手との交渉を進めよう、という考え方だろう(コミュニケーション能力)。配られたカードのみで勝敗が決まるようではゲームはつまらない。



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配られたカードで勝負するっきゃないのさ 『ピーナッツ』M・シュルツ




では、面接ではどういう話し方をすればいいのか?



説得力のある話し方をすればいい




面接での受け答えが上手いだけで、面接官は「この学生は仕事もよくできそうだ。」と思い込む。心理学でいう「ハロー効果」だ。「ハロー効果」とは、一つ優れた部分があるだけでそれ以外の部分も優れて見える脳の錯覚だ。

例えば、「イギリスに10年間暮らしていました。」と言う人がいたら、イギリスで何をしていたかを聴かずとも「優秀だなあ」という印象を抱いてしまわないだろうか?これが「ハロー効果」だ。


実際に、「採用面接で、身だしなみがどのような影響を与えるか」という研究がある。その結果、仕事に必要な資格より、身だしなみの方が採用決定に大きな影響を与えていたことが分かった。

そして、面接官自身は「外見は、ほとんど採用決定には影響しなかった」と考えていた。


つまり、面接官は「外見で採用したわけではない」と自分では思っていたが、実際は外見で採用していたということだ。


上記の研究は、就職活動などの人がかなり注意深くなるシチュエーションでも、イメージに左右されてしまうことを教えてくれる。



身だしなみは外見だ。外見が優れているだけで面接官は相手を優秀だと判断してしまった。


では、外見だけでなく内面の発露である言葉までもがきちんとしていたらどうだろう?

いったいどれだけの錯覚を引き起こせるだろうか?



説得力のある話し方をすることで、面接官に自分は圧倒的に仕事が出来る高値の人材であることを教えてあげよう。



説得力のある話し方
ポイントは2つだ。

1:堂々と話すこと(メラビアン/カディ/具体)

2:話の構成に気を付けること(PREP/数字ベース/論理と感情)


この2つのポイントを徹底して守れば、説得力が増し相手を惹き付けられるだろう。



まずは1つ目のポイント「堂々と話すこと」だ。


面接だから堂々と話すことなど、当たり前だと思っただろうか?



しかし、実践できている人が異常に少ない。グループ面接を経験して初めて気付いたのだ。周りの就活生はあらかじめ用意した原稿を面接官に一言一句違わずに読み上げることに集中している。その際、肩を縮めて話す人が多い。人間は何かを考える時は前かがみになるのだろう。
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一度、面接をしてみれば分かる。普通に緊張する。緊張して身体を丸めてしまう気持ちは分かる。しかし、これでは面接官の注意は「あらかじめ作った原稿の完成度」に逸れてしまう。相手の感情を動かし説得させる面接からは程遠いだろう。


他の就活生に受け答えで勝る第一歩は、胸を張って笑顔で話すことだ。


大多数の就活生とは違う立ち振る舞いをするだけで、話す前から惹き付けられる。今この瞬間から姿勢を正して欲しい。そして、家族や友人恋人、レジの定員さんとも話す時には意識して口角を上げておく。一週間もやれば、かなり板に着く。「胸を張って笑顔で話す」これで掴みは十分。



とはいえ、面接なんだからやっぱり話の内容の方が重要なんじゃないか?と思う方も多いだろう。


そんなあなたに紹介紹介したいのが、メラビアンの法則だ。


人と人とが話していて受け取る情報は3つ。

1:言語情報(言葉そのもの「こんにちは」という言葉)
2:聴覚情報(声のトーン「こんにちは」を明るく言うか寂しく言うか)
3:視覚情報(表情や体勢「こんにちは」を言う時の表情やボディーランゲージ)


この3つの情報が相手に与える影響の割合は、

1:言語情報 7%
2:聴覚情報 38%
3:視覚情報 55%

である。これをメラビアンの法則という。
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思ったよりも聴覚情報と視覚情報の割合が大きくないだろうか?



つまり、面接でも話の内容と同じ以上に話し方に気を付けるべきだ。面接官も所詮人間なので嫌われたら採用はありえない。どんなに会社から見て魅力的な学生であっても、人事から見て魅力的でなければお祈りされる。だから、胸を張って笑顔で話すことで足切りを突破しよう。魅力とは自信なのだ。


では、自信のある話し方とはどういう話し方なのか。
具体例となるYouTubeの動画を紹介しよう。



面接に勝利するためには2分間ガッツポーズをしろ

Your body language may shape who you are | Amy Cuddy



Tedトークの名手のようにプレゼンする方法

How to sound smart in your TEDx Talk | Will Stephen | TEDxNewYork




次にポイントの2つ目「話の構成に気を付けること」について。


相手からの質問に答える際、こちらが話の構成に気を付けるだけで相手は自分の伝えたいことを正確に読み取れるのだ。


簡単に理解できる話をすれば、相手は読解力を必要としないため、聞いていてストレスが溜まらない。面接官にストレスを与えてはダメだ。さらに、相手が理解しやすいように話そうとすると、自ずと論理的な話し方になる。論理的思考力を問う質問に答えることなく、自らの論理的思考力をアピールできるのだ。一石二鳥である。


理解されやすい話し方のポイントは3つ。

1:PREP
2:数字ベース
3:抽象↔具体 を行き来する


順に解説。


まず1つ目「PREP」とは理解されやすい話の構成の頭文字を並べたものだ。

Point 「結論」
Reason 「理由」
Example 「例」
Point 「結論」

の頭文字だ。話の構成を上記の通りにする。かなり分かりやすくなる。


具体例を示そう。


PREP
Q.好きな色はなんですか?


A.水色です。(P)

なぜなら、水色を見ると清々しい気持ちになれるからです。(R)

例えば、外出する時に玄関を開けて空を見上げます。そこに一面の青空が広がっていると心が洗われたようにリフレッシュできるのです。青空を眺めるとその日は最高のスタートになった気分になります。(E)

だから、私は水色が好きなのです。(P)



と、いった感じで相手の質問には全てPREPの構文を使って返答してみよう。最初に答えを一言で言う。その後詳しく説明し再度答えを言う。意識すれば簡単だ。


では2つ目「数字ベース」で話すこと。数字を使って具体例を示せる場合は、数字を使おう。数字は客観的な数値だから想像しやすいのだ。


具体例

・「売上が上がった」→「売上が30万円から35万円まで上がりました。16%も良くなりました。」


・「猛練習して」→「1日に5キロ走るトレーニングを120日継続して」


・「毎日ブログを更新してます。」→「1000文字程度、原稿用紙だと2枚半ぐらいの文章を毎日書いてブログにアップしています。」



こんな感じだ。数字を使うことで相手は自分の行動を想像しやすくなる。成果や努力が可視化される。積極的に使おう。





最後に3つ目「抽象/具体を行き来する」だ。


・抽象(大まかなこと)↔具体(詳細なこと)

といった対になる2つの要素を織り交ぜて、話してみよう。



つまりこうなる。

・抽象
私は中学時代にフィギュアスケートで浅田真央選手に勝ったことがある。当時、私は技術で上回っていた。さらに、彼女はちょうどスランプだったからだ。

・具体
私は中学時代にフィギュアスケートで浅田真央選手に勝ったことがある。何故、勝てたのか。振り返ってみると、勝因は大きく2つあったと思います。技術とメンタル、この2つが彼女に勝っていたからです。まず1つ目の技術ですが、彼女が7歳から競技を始めたのに対し、私は3歳から始めていました。この4年間で培った技術は中学生時点で、彼女よりも上だったのです。そして2つ目のメンタルですが、彼女のコーチが丁度この大会の時期に代わっていたのです。前任のコーチをかなり慕っていたので練習に身が入らず、本番までに調整が間に合わなかったようです。この実力で上回っていたことと彼女がスランプだったことが、私が中学時代、浅田真央選手にフィギュアスケートで勝てた理由だと考えました。


抽象→具体の順に読んでみるとどうだろうか?
「私が浅田真央選手に勝った理由」について、分かりやすかったのは「具体」の方だと思う。詳しく説明したのだから、当たり前だ。


面接では、抽象↔具体をかなり意識的に話して見て欲しい。


「この回答は抽象的な一言で十分だろう。」
「ん?顔色に陰りが見えたな。」
「なら、具体的に説明して真意を理解して貰おう。」

といった具合にだ。


実践出来たらかなり刺さる。
なぜなら、相手の反論に先回りして説明出来ているからだ。
口に出さなくても理由を説明してくれる。相手からするとかなり楽だ。


この抽象↔具体は、前に紹介したPREPにも使われているのだ。

Point(抽象)
Reason(具体)
Example(具体)
Point(抽象)


だからこそ、PREPという構文は理解されやすいのだ。



ここまでで紹介した

・胸を張って笑顔で話す
・PREP/数字ベース/抽象↔具体

を実践出来れば、面接では困らないだろう。
と、思うほど強力なノウハウだと個人的には思っている。


だから、この記事を読んだあなたには是非使ってみて欲しいのだ。


面接 good luck♪